外貨預金とFXどっちがお得?外貨通貨の投資運用で損をしないための初心者入門ガイド。

金利と実質金利

皆さんは、「アメリカは現在、実質ゼロ金利で推移しています」などとニュースで聞いたことはありませんか?2009年12月現在、アメリカの政策金利は「0.25%」であり、「ゼロ」ではありません。

なのに、ニュース番組では「実質ゼロ金利」と言われているんですよ。この「実質金利」の意味について、ぜひ勉強しておきましょう。

物価は、当然ですが変動します。2009年12月現在、日本は物価が持続的に下がる「デフレ」になっていますね。デフレをもう少し詳しく説明すると、「100万円の商品が、1年後には90万円になっている」ということです。このとき、あなたの銀行口座に「100万円」が預けられていたとしましょう。

1年前は、100万円の商品を買って「お釣りはゼロ」だったのに、今は同じ商品を買っても「10万円」のお釣りが返ってきますよね。つまり、何もしなくてもあなたの資産価値が「10万円上がった」ということになるんですよ。

これが「実質金利」です。現在の日本の政策金利は「0.1%」です。しかし、「100万円の商品が90万円になった」ということは、「資産価値が10%上がった」ということにもなりますよね。つまり、「0.1%+10%=10.1%」が、「実質金利」ということになるのです。

話を元に戻しましょう。アメリカは、実質金利が「ゼロ」でしたね。

しかし、政策金利は「0.25%」です。ということは、「0.25%のインフレになっている」ということでもあるんですよ。つまり、1年間で「0.25%」の利息は付くものの、物価も1年間で「0.25%上昇」しているため、「実質的な資産価値に変動はありませんよ」というのを、「実質金利ゼロ」と呼んでいるのです。